グランボレ　アウトドア特化ネット予約　５月に開始

　パラグライダースクールなどを運営するグランボレ（群馬県みなかみ町）は５月、山登りやラフティングなどアウトドア関連に特化した予約システムを立ち上げる。アウトドア業者は個人で運営しているケースが多く、ツアーやスタッフの設定や客の割り振りを効率的に行う仕組みが求められてきた。客側がネット上でツアーを選択し自分好みのツアーを作り上げることで、ニーズに沿った商品の提案にもつなげる。

　群馬県北部に位置するみなかみ町は年間約４００万人の観光客が訪れるが、消費不況や若者スキー離れで観光客は微減傾向だ。一方、ラフティングや山登りなどアウトドアを楽しむ観光客は増えており、３年前に１１万人だったのが現在は１５万人になるなど町の成長産業になっている。

　ただ、アウトドア人気にシステムが追いついていないのが現状で、「ノート上で予約を受け付けている場合がほとんど」（グランボレ）という。ラフティングや山登り、カヌーなどでは参加可能人数や開始時間などがバラバラなため、一括して管理するシステムが求められていた。