日本初の世界遺産!白神山地 今年で世界遺産登録20周年を迎えイベント三昧
日本初のユネスコ自然遺産である白神山地!世界遺産登録20周年を迎える
青森県、弘前市、鰺ヶ沢町、深浦町、西目屋村および官民関係機関で構成する「白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会」は、2013年12月11日に白神山地が世界遺産登録20周年を迎えることを記念して6月6日に記念事業オープニングセレモニーを行いました。これからの観光シーズン、登録記念日に向けて青森・秋田県内および関東近郊で様々なイベントが催される予定となっています。
主なイベント一覧
◇東京都で開催されるイベント
●白神の食めぐり観光促進事業
東京都白神の食めぐり観光促進事業JR東日本青森商業開発が実施する「あおもりプロモーションマルシェ」において、白神山地周辺地域における食についてのプロモーションや物販等を行います。
日時:7月4日(木)~10日(水)
場所:上野駅(東京都台東区)
お問い合せ先:青森県・中南地域県民局地域連携部 TEL:0172-32-2407
◇青森県で開催されるイベント
●津軽フリーパス プラス白神 白神山地世界遺産登録20周年記念キャンペーン
津軽エリアの列車とバスが2日間乗り放題のお得な「津軽フリーパス」に加え、白神山地まで足を延ばせる「津軽フリーパスプラス白神」が販売されます。有効期間内に「Beechにしめや」もしくは「アクアビレッジANMON」でパスをご提示しますと、白神山地の特産品がもらえます。
日時:7月1日~11月4日
お問い合せ先:津軽フリーパス運営協議会 TEL:0172-40-7017/FAX:0172-35-3765
●子ども自然体験教室
子供達を対象とした自然体験イベントやキャンプを行います
・夏の白神学校
日時:7月27日(土)~28日(日)
場所:白神ビジターセンター(青森県西目屋村)
内容:大型映像ソフトの特別上映、イワナのつかみ取り、森のクラフト体験、ブナの森の探偵団、川の生き物を探そうなどを予定しています。
お問い合せ先:白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会 事務局 青森県環境生活部自然保護課 TEL:017-734-9257
・秋の白神学校
日時:10月26日(土)~27日(日)
場所:十二湖エコ・ミュージアム(青森県深浦町)
内容:森のクラフト体験、ブナの森の探偵団、ツリーイング体験、 海の生き物観察、白神の恵み調理体験などを予定しています。
お問い合せ先:白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会 事務局 青森県環境生活部自然保護課 TEL:017-734-9257
●自然ふれあいスタンプラリー
白神山地周辺を楽しみながら回遊できるよう、白神関連施設を対象としたスタンプラリーを実施します。
日時:7月中旬~10月中旬
対象施設:青森県内白神周辺地域
お問い合せ先:白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会 事務局 青森県環境生活部自然保護課 TEL:017-734-9257
●第11回弘前・白神アップルマラソン
参加者の健康増進、りんごや白神のプロモーションを目的としたマラソン大会です。
日時:10月6日(日)
場所:青森県弘前市/西目屋村
お問い合わせ先:弘前・白神アップルマラソン実行委員会 TEL:0172-88-8839
●白神山地世界遺産登録20周年記念式典・フォーラム
世界遺産登録20周年を機に、県民に世界遺産白神山地の価値や保全の意義を再認識していただくとともに、その魅力を再発信し、白神山地の豊かな自然を地域振興に活用しつつ、次世代に確実につないでいくため、記念式典・フォーラムを開催します。
日時:12月20日
場所:弘前文化センター(青森県弘前市)
お問い合わせ先:白神山地世界遺産登録20周年記念事業実行委員会 事務局 青森県環境生活部自然保護課 TEL:017-734-9257
白神山地とは
白神山地は青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がっている標高1,000m級の山岳地帯で、広さは約13万ヘクタールに及びます。世界遺産に登録されているのはそのうちの約1万7千ヘクタールで、原生的なブナ林で占められているのが特徴です。1993年12月に、人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布していることが評価され、鹿児島県の屋久島とともに日本で初となるユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。
【お問い合わせ先】
弘前市経営戦略部広聴広報課 シティプロモーション担当 田澤
TEL:0172-35-1194 〒036-8551 青森県弘前市上白銀町1-1
FAX:0172-35-0080 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/city_promotion/
世界遺産登録の原動となったブナ林
白神山地に生息するブナの木は地域開発などの影響をほとんど受けず、長年手つかずのまま自然を保ってきました。ブナ林には動物の餌となる植物が多く自生しており、ツキノワグマやニホンザル、クマゲラ、イヌワシなど様々な動物が生息しています。また、水分を溜め込む緑のダムとしての機能や土砂の崩壊を防ぐ機能も高く、周辺で暮らす住民にとってはなくてはならないものとなっています。
白神山地周辺にしか生息しない「アオモリマンテマ」
白神山地ではその周辺地域でしか生息していない固有の植物も見られます。下記写真の「アオモリマンテマ」は絶滅危惧類として天然記念物にも指定されているナデシコ科の植物で、6月頃に直径2cmくらいの白い花を咲かせます。また、ベンケイソウ科の「ツガルミセバヤ」など準固有種の植物も見られ、こちらは10月頃に崩壊斜面や岩場などで白い花を咲かせているのを見ることができます。
白神山地のことが学べる「白神山地ビジターセンター」
「白神山地ビジターセンター」は白神山地の魅力や自然情報などの発信及び自然ふれあい活動推進の拠点施設として平成10年に開館しました。施設内には白神山地の四季を大型プロジェクターで見ることのできる映像体験ホール、白神山地の生態系と人間の生活との関わりやブナ林の仕組みを学べる展示ホールなどが用意されております。
入館料:無料 (映像体験ホールでの映像観覧は大人200円、中学生以下が100円)
開館日:4月1日~10月31日 午前8時30分~午後5時
11月1日~3月31日 午前9時~午後4時30分
休館日:4月~12月 第2月曜日(祝日の場合は翌日)※平成24年8月は第3月曜日
1月~3月 毎週月曜日と木曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始 12月29日~1月3日
駐車場:普通車 60台 大型車5台(駐車料金は無料)
藍色に染まる「青池」が魅力の十二湖
十二湖は白神山地西部に点在する33からなる湖の総称です。青森県深浦町にある国有林「崩山」から眺めると、12個の湖が見えることから十二湖と呼ばれるようになりました。十二湖を形成する湖には青いインクを流したような色と称されている「青池」があり、景観の美しさから観光の目玉のひとつとなっております。