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COYOTE No.53 アラスカ 星野道夫の暮らし


img140902.jpgたえず新しい冒険譚を求め、Coyoteは、様々な人々と旅をしてきました。さまざまな国を巡り、風景を見て、物語をつないできました。ニュージーランドやチベットのような辺境もあれば、サンフランシスコのような大都市もあり、ハワイの峡谷へ足を伸ばしたこともありました。山で暮らす人を追いかけては野菜を摘み、荒野で草を刈って自然を学んでいきました。

人はどうして旅をするのだろう、そして続けるのか。旅をすることで自分とは何かと立ち止まり、賢人の成長の軌跡を思い、人がなぜ生きていくのかという問いかけを、編集としての地図を刻むことを願ってきました。

知らないものばかり、わからないことばかり。世界はまだまだ不思議に満ちあふれています。

旅を通してさまざまな風景を見たい、人に会いたいという思いをこれからも形にしていきたい。旅をしなければ見えないものから、さらに深化してその土地で根を下ろして見えるものを繋いでいく、変わらぬ編集への思いです。

2014年でCoyoteは創刊10年を迎えます。その記念すべき年に旅の雑誌の原点ともいうべき「星野道夫」を特集します。

アラスカに短い夏を惜しむように星野道夫は森に分け入り、悠久の大地の匂いをかいで物語を紡いできました。最初は丸太小屋からアラスカ生活は始まり、水も電気もトイレもない小屋の生活はアラスカの自然の厳しさを伝え

地に住む者の祈りを彼は写真と言葉で具体的に教えてくれました。次にフェアバンクスの森に建てたログハウスが生活の拠点となりました。トウヒとアスペン、カンバの森に住むことで彼はアラスカの自然をいっそう身近なものとして行きました。陽のあたる家、アラスカの四季を彩る家、今回の物語はここから始まります。


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